「小学生でもわかるプログラミングの世界」という本が気になったので読んでみました。
結論から言うと、前書きで著者が「大人にも楽しんでもらえるように書きました」と仰っている通り、楽しく読める一冊でした。
コンピュータの基礎である、CPUなどのハードウェアの説明から始まり、プログラミングとは何をするのか、どんな言語があるのか、を簡潔にわかりやすくまとめてある本です。
基本情報処理技術者試験を初めて受ける方や、システム開発の会社に入る、それまではプログラミングに全く触れたことがない学生等が初めの第一歩の知識を得るにはちょうどいいのではないでしょうか。
個人的には、プログラマーとはどんな仕事なのかを紹介しているところで書かれていた一文がとっても素晴らしいと思いました。
という疑問文に対し、
それぞれの協力関係で成り立つからどちらが偉いとか偉くないとかはないよ!
という回答が書かれています。
当たり前のことですが、システム開発はお互いの協力関係の下、成り立つものなので、どちらが偉いとかは関係なく、お互いを尊重しなければなりません。
小学生でもわかる、当たり前のことを大人が分かっていない言動がみられるのは恥ずかしいことではないでしょうか。
関西を代表する凄腕エンジニア、こざけさんもこんなツィートをされていますし。
結局、エンジニアだから偉いわけじゃないし、マネージャーだから偉いわけじゃない。
— こざけ (@s_kozake) 2017年2月10日
職種より職能ってことだよね
頑張らないとね
小学低学年には難しい内容がたくさんですが、高学年なら理解できそうな文章とイラストで描かれているので、お父さんの仕事は何?と聞かれたシステム開発に携わっている人はこの本を読ませればよさそうです。
Excel方眼紙をいじるお仕事だよとはどこにも書かれていなかった