聞こえないJavaエンジニアが適当に書き連ねていく

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新元号に備えて最低限、何をすべきなのか

先日、新元号の発表は2019年2月以降になる見込みとの報道があった。これに対する反応を見ると、システム対応時期が遅れるのが困る、という意見が多数を占めているように思う。

 

これについては、政府に対して言いたいことと、システム側に対して言いたいことがある。

 

まず、政府に対しては、新元号は漢字2文字なのか、それとも2文字ではない可能性もあるのか、をまず明確にして欲しいと思う。ここが現時点で出せる重要な要件定義。回答次第でシステム側が準備しないといけない範囲が決まるからである。

ここが明確にならないと、システム側が最も忌み嫌う、顧客の気持ちを推測して対応するということになってしまう。

 

システム側は、新元号が発表されるまで何もしないというのは愚の骨頂である。

元号を追加する対応は確かにやらないといけないが、ではどこを対応する必要があるのか?どんなテストが必要か?という下調べは現時点でも出来るはず。

和暦を使っているところを、これを機に西暦に変えるという方法も無くはないが、それに見合う費用対効果が得られるかどうかも含めて現在の仕様を把握することが大事。

どこをどう直すのか、全く情報無しで2019年2月まで座して待つのは1番の悪手だということを声を大にして言いたい。

2019年2月以降に慌てて対応して人件費が想定外で高くつくのと、今のうちに新元号対応は工数がこのくらいだから費用はいくらくらい、と見積もって予算を確保しておくのと、どちらがお互い幸せなのか?ということを考えた行動を取りたい。